イカメタル釣行の際に近年必要不可欠となってきているのが
オモリグと言う釣り方です。
従来のイカメタルとは全然違う釣り方で、ものすごい釣果を見せています。
そんなオモリグについて今回説明していきます。
(１) オモリグとは？
オモリグとはリーダーと餌木の間にオモリを付ける中オモリ式の釣り方です。
スピニングタックルを使用しキャストすることで広範囲に探ることができ、
イカメタルでは探ることのできなかったポイントへのアプローチができます。
(２) オモリグで使用するタックル
オモリグでは基本的にスピニングタックルを使用します。
オモリグのメリットとしてキャストして広範囲にアプローチするので
そのためには、スピニングタックルが効果的です。
・スピニングタックルの選び方
【ロッド】
ロッドには「掛け調子」「乗せ調子」の2種類があります。
長さ：6.5ft～7.5ft
短いロッドは、取り回しがいい反面、アクションが伝わりにくい。
ロッドが長いと船の揺れの影響が受けにくいが、キャストがしにくい。
自分にあった長さを選ぶ必要があります。
硬さ：MH～H
30号～40号までを扱えるものを選ぶといいでしょう。
初めての方は30号までに対応しているロッドがおすすめです。
【リール】
4000番前後が適しています。
シマノでは、3000〜C5000番まで、ダイワではLT3000〜LT5000Cまで。
少し大きめのリールの方が負担が少ないし、手返しも良くなります。
エギングなどで使用している2500番などでも問題なく使えます。
(３) PEライン・リーダー
・PEライン
ラインの長さ：200メートル以上
ラインの太さ：0.6号～0.8号
カラー：単色ではなく、水深がわかる5色マーキングのもの。
縒り本数：4本縒りでも8本縒りでも大丈夫です。
・リーダー
リーダーは主にフロロカーボンとエステルの2種類に分かれます。
フロロカーボンは耐久性が高く、エステルは伸びにくく感度に優れています。
どちらでも大丈夫ですが、私のおすすめは、エステル素材のリーダーです。
当たりがとてもとりやすいです。
ラインの太さは3号を基準に選ぶといいでしょう。
(４) スイベル・スナップ
オモリや餌木を付けるのに必要なのがスイベルとスナップです。
これがあれば交換が早くなり取り回しが良くなります。
・スイベル
中オモリを付けるのにあったら便利な道具です。
各メーカーからいろんなものが出ていますので、自分にあったものを選んでください。
・スナップ
スナップを使うことで餌木の交換が楽になります。
スナップもいろんな種類があるので自分に合ったものを使用してください。
(５) 仕掛け
このようにオモリグの仕掛けはイカメタルよりもシンプルになっております。
１ 最初にPEラインにリーダーを結びます。
２ リーダーの先端にオモリグ対応のスイベルを付けます。
３ スイベルのスナップ部分にオモリを付けます。
４ スイベルのリーダーと反対方向の穴にもう1つリーダーを結びます。
この時のリーダーは、1メートル程度。
長すぎたら取り扱いにくいので調整してください。
５ リーダーの先端にスナップを付けます。
６ スナップに餌木を付けます。
このようにシンプルな仕掛けですが、もっと簡単に仕掛けを作ることができます。
それが、釣具屋などで販売されているオモリグの仕掛けです。
このような仕掛けを使えば簡単にセッティングできます。
各メーカーいろいろ種類ありますので、ぜひ試してみてください。
(６) シンカー(オモリ)・餌木
オモリグに必要なシンカーと餌木について説明します。
・シンカー(オモリ)
オモリグのシンカーには様々な形とカラーがあります。
【シンカーの特徴と形】
・狙った水深まで出来るだけ素早く沈む性能
・仕掛けを安定させる機能
・水の抵抗を軽減させる機能
主にこの3つの機能があります。
水の抵抗を受けにくいストレートタイプや六角形の細長いタイプがおすすめです。
【シンカーのカラー】
カラーは集魚効果のあるカラフルなカラーがおすすめです。
その中でもグローカラーは夜の海では特に集魚効果がありますので
１つは必ず持っていくといいと思います。
ですが、集魚効果のあるカラフルな色は、イカはもちろん
他の魚も寄ってくるのでラインブレイクの恐れがありますので、
その時の為に、ブラックなどの落ち着いた色を１つ持っておくといいと思います。
・餌木
餌木は主に2.0号～2.5号を使用します。
大きいかを狙いたい場合には2.5号をおすすめします。
餌木のカラーは、いろんな色を持っていくことをおすすめします。
どの色が当たるかはその日行ってみないとわかりません。
ですので、なるべくいろんなカラーを持っていくことで
引き出しが増えますし、釣果アップに繋がります。
(７) まとめ
最後まで見て頂きありがとうございました。
オモリグは、手返しが良く、大きいイカが釣れやすい釣り方です。
広範囲に探ることもでき、イカメタルにはない楽しさがあります。
ですが、その日になってみないと、イカメタルがいいのか、
オモリグがいいのかは分かりません。
その中でも釣果を伸ばせるように、餌木の種類やオモリの種類、
いろんな仕掛けを試して、自分の引き出しを増やしましょう！
